AWS JumpStart 2025の1日目に参加した時のメモ

イベント概要

1日目午前

プロトタイプフェーズ(100人以下)のシステムの場合

graph TD
    User -- Request--> Route53
    Route53 -- DNS Resolution --> ElasticIP
    subgraph VPC [AWS VPC]
        ElasticIP --> EC2
        EC2 -->| RDS
        RDS -->| EC2
        EC2 --> ElasticIP
    end

主要コンポーネント:

このフェーズの特徴:

VPCについて

VPCとは

VPC (Virtual Private Cloud) は、AWS上で独自の仮想ネットワークを作成するサービスです。オンプレミスのネットワーク環境と同様の制御が可能で、セキュリティやネットワークの設定を細かく管理できます。

サブネットの概念

VPCにおけるセキュリティ制御

インバウンドルール セキュリティグループをインバウンドのソースとして指定可能

VPCエンドポイント

VPCエンドポイントを使用すると、インターネットゲートウェイやNATゲートウェイを経由せずにAWSサービス(S3、DynamoDBなど)に接続できます。これにより、トラフィックがAWSネットワーク内に留まり、セキュリティが向上します。

EC2について

EC2インスタンスの基本概念

インスタンスタイプの選択

用途に応じて適切なインスタンスタイプを選択することが重要です:

EC2インスタンスの管理

Session Managerの活用

AWS Systems Manager Session Managerを使用すると、インバウンドポートを開放せずにEC2インスタンスに安全に接続できます。

メリット:

1日目午前

10,000人規模のフェーズのシステムの場合

ユーザー数が増加すると、単一のEC2インスタンスだけでは対応できなくなります。より堅牢なアーキテクチャが必要になります。

graph TD;
    User -- Request --> Route53;
    Route53 -- DNS Resolution --> ALB;
    subgraph VPC
        ALB -- Load Balance --> EC2_1
        ALB -- Load Balance --> EC2_2
        subgraph AZ1
            EC2_1 --> Aurora_Writer
        end
        subgraph AZ2
            EC2_2 --> Aurora_Writer
            Aurora_Writer --> Aurora_Reader
        end
    end
    EC2_1 & EC2_2 --> CloudWatch

主要コンポーネント:

リージョンとアベイラビリティゾーン(AZ)

ALBの構成要素

Amazon Aurora

Amazon Auroraは、MySQLおよびPostgreSQLと互換性のある高性能かつ高可用性のリレーショナルデータベースです。

特徴:

Auroraの構成要素

DBサブネットグループ

Aurora DBクラスターを作成する際は、少なくとも2つのアベイラビリティゾーンにまたがるサブネットグループを指定する必要があります。これにより、高可用性を確保します。

サブネットを追加

コンテナ環境の構築

Amazon ECS (Elastic Container Service)

AmazonECSは、コンテナ化されたアプリケーションを簡単に実行・管理できるフルマネージドコンテナオーケストレーションサービスです。

ECSの主要コンポーネント:

AWS Fargate

Fargateは、ECSやEKSのコンテナをサーバーレスで実行するためのコンピューティングエンジンです。

Fargateの特徴:

統合のメリット:

100万人以上の規模のフェーズのシステムの場合

さらに規模が拡大した場合、より高度なアーキテクチャが必要になります。

  1. 静的コンテンツのオフロード

    • CloudFront + S3を使用して静的コンテンツを高速配信
    • オリジンサーバーの負荷軽減とレイテンシーの低減
  2. 読み取り負荷の分散

    • Auroraリードレプリカの追加
    • ElastiCacheを使用したインメモリキャッシュの導入
  3. Auto Scaling

    • 需要に応じてEC2インスタンスを自動的に増減
    • ターゲット追跡スケーリングポリシーの活用
  4. マイクロサービスアーキテクチャ

    • 機能ごとに独立したサービスに分割
    • APIゲートウェイを使用したサービス間の通信管理
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